トールボーイ型スピーカー
ここは、高音質スピーカーを提供するQonLessのオーディオ用語集ページです。
トールボーイ型スピーカーとは、スピーカーのエンクロージャー(箱)の形状のひとつで、全高が高く底面積(フットプリント)の小さいフロア型スピーカーの通称です。トールボーイの名前通り、背の高いスピーカーなので、この名称が付けられました。
高音質を求めるスピーカーは、エンクロージャーに一定の容量が求められます。そこで、単純な大型化を避けるために底面積を小さくしながらも全高を高くすることで、容量を確保できるこのタイプのスピーカーが生まれました。
大型のテレビとの相性はよく、インテリア性が高く低音の再生力が高いのも特徴としてあげられます。スピーカーユニットの位置も高い位置に取り付けることが出来るので床からの反射音も軽減されます。
また低音の再生力が高い理由としては、1m以上の縦長の形状は100Hz以下で共鳴がおこり、低音の音圧が向上します。しかし、これはピーキーな定在波の原因にもなり、吸音材等によりこれを抑える必要があるのですが、この音質コントロールは非常に難しく、特に形状が長くなればなるほど多重共鳴が起こりやすいので、共鳴管型スピーカーは癖が強いと言われる理由になります。
ちなみに弊社QonLessスピーカーでは、この共鳴音を吸音材を使わずに物理的構造で低減するしくみを特許出願中の技術で実現しています。