等ラウドネス曲線

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等ラウドネス曲線とは、人の聴覚が高域・低域の音を聴き取りにくいという特性があることから、様々な周波数の音が感覚的に同じ大きさに聞こえる音圧レベル(等ラウドネスレベル)を結んで作られる周波数特性のことを言います。

音量が大きいときは音質がよく聞こえていたものが、音量を小さくすると音がこもったり明瞭でなくなる原因の一因となります。

なお、この特性はISO226として国際規格化されていましたが、この特性には大きな誤差が含まれていることが明らかになっていた為、2003年に新たに改訂されています。

また、従来規格が1950年代の英国のデータだけに依存していたのに対し、新規格はドイツ、デンマーク、日本、イギリス、アメリカの共同研究に基づくものであり、日本は全体の4割のデータを提供するなど、学術的にも大きく貢献しています。

新規格は音楽のディジタル信号を効率的に情報圧縮する特性の決定、高音質音楽再生システムの周波数特性の補正方法など、ディジタル時代の高精度音情報提示技術の開発を支える基礎データとしての活用が期待されています。

等ラウドネス曲線

引用)産総研:聴覚の等感曲線の国際規格ISO226が全面的に改正にhttps://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2003/pr20031022/pr20031022.html