ダンピングファクター(DF)【アンプ】

ここは、高音質スピーカーを提供するQonLessのオーディオ用語集ページです。

ダンピングファクターとは、アンプの性能を表す数値でアンプがスピーカーをどの程度制動できるかを表します。

一般的に、DF:Damping factorは(スピーカーの負荷インピーダンス)÷(パワーアンプの出力インピーダンス)で表されますが、制動力という観点では、厳密には下の図のようにスピーカーケーブルの抵抗値まで含めたほうが正確だと思います。

アンプの出力が大きいからという理由で制動しやすいというわけではないことに、ご注意ください。

ダンピングファクター

アナログアンプの時代は、このダンピングファクターが重要でカタログスペックとしてよく記載されていましたが、現代ではデジタルアンプが普及し、このダンピングファクターもだいたい数十から数百以上のものがほとんどなので、スピーカーの制動力を気にする必要がなくなりました。

DFは、主に10以下に近づくとスピーカーから出る音色が変わります。

具体的には、DFが低くなればなるほど、スピーカーを制動できなくなり低音が増します。このことにより低音が豊になったという人もいれば、低音の反応が悪くなったというひともいます。

 

関連記事:

【本当の話】デジタルアンプよりアナログアンプのほうが音がいい?

【本当の話】何万円もする高純度のスピーカーケーブルは音質がよい?