D級アンプ
ここは、高音質スピーカーを提供するQonLessのオーディオ用語集ページです。
D級アンプとは、電子回路の増幅方法は、クラスA、クラスB、クラスAB、クラスC、クラスD・・・というように定義されているので、このクラスを表します。このなかで、いわゆるデジタルアンプがD級アンプに相当します。
ただし、デジタルの頭文字をとってD級というのではなく、A級→B級→AB級→C級の次に登場した増幅方式なのでD級と呼ばれています。
具体的には入力電圧をパルス幅変調(PWM)やパルス密度変調(PDM)などにより矩形波形(デジタル)に変調したのちに増幅する方式になります。
メリットとして高効率、低発熱、低消費電力という特徴があります。デメリットとして音に歪みがあるとも言われていましたが、現在は改良が進み非常にすぐれた音質を低コストで実現出来ていると思います。
パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)
パルスの周期は一定で、ON/OFFの割合(デューティー比)が変動します。
- 周波数が一定なのでノイズをフィルタしやすい
- 周波数が一定なので、低負荷ではスイッチング損失による効率が悪化する
パルス密度変調(PDM:Pulse Density Modulation)
ON時間は一定で、OFFの時間が変動します。
- 周波数を下げれば、下げた分だけ消費電力を下げることが可能
- ただし、周波数を下げると分解能は劣化する
アナログアンプとデジタルアンプはどちらが音質がよいのかという議論がよくされますが、この見解については以下のブログで少しだけ整理をしています。